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NPO紀州お祭りプロジェクト
NPO紀州お祭りプロジェクト
〒640-
和歌山市山吹丁9
TEL 090-1226-4351
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2009年09月14日

チームで参加するということ(学校) ※長文です

お祭りが終わってはや1ヶ月が過ぎました。
余韻もほぼ消え去り、一年を通して活動するNPO紀州お祭りプロジェクトも、
活動の量を落とせる唯一の期間で、この時期はゆっくりこれまでの活動を点
検、検証し、来年に飛躍するための構想をそれぞれが練る時期でもあります。


今年も初出場のチームが嬉しいことにいくつもありました。企業チームや
母子チーム・・・など。きっとそれぞれに素晴らしいストーリーをお持ちだと思います。
また、2回目の参加で、印象的な参加をされた「和大附属中学2年踊り隊」チーム。
今回は特に、彼らの活動を振り返ることで、何かを学びたいと思い、書き綴ってみたいと思います。


最初は、去年第5回のお祭りに参加したいと電話をもらったのが始まり。
先生の名前は穂刈先生。附属中学の前は紀南で勤められ、そこで紀州
弁慶よさこい踊りに学校で参加した経験をお持ちの方だった。学校のすぐ
傍で、おどるんやが開催されることを知り、これは出てみたいと。紀州弁慶
よさこい踊りでえたものを、附属中学でも行いたい。ということで、普及曲の
1つ「わかやま最高」でエントリーをされました。


踊りの指導では、ふぁみぃゆ和の破戸代表が中心に、紀風の岡本くんと出向き、
附属中学の2年生の有志40名がクラブ活動とも平行して、練習に参加していました。


おどるんやでは、小学校は子どもセンター事業や、PTAの有志が名乗りを
あげいくつかのチームが結成されています。また高校でも生徒会が中心に
参加した学校チームはありました。大学も和歌山大学のチームが立ち上
がっています。しかし、この間のお祭りで唯一、中学校としての参加は
ありませんでした。


ある中学校の校長にチーム参加について相談にうかがった折に
「成長期や反抗期、受験やクラブをかかえ中学生はこういうのに参加する
のは一番デリケートで難しい年頃。しかし、はまれば一番元気に参加する
のも中学生だ」という話を聞いたことがありました。また「学校単位だと、
事故の責任や、いろいろと難しいところがあり教員が責任者になるのは
難しいだろう」ともうかがいました。


そういう意味で、附属中学のチームエントリーには、先生方の熱意と
保護者の「やらせてあげてみたい」という包容力、中学生自身の
好奇心が不可欠だったのだと思います。
そしてお祭り当日。先生も子どもたちも楽しげに参加し、それは後日
みせてもらった感想文からもよく伝わりました。


そして、今年の第6回。「附属中学2年生の全員でおどるんやに出たい」
と連絡をいただきました。楽曲の相談もあり、普及曲の1つ「和歌山
どんどん」の作曲家片山君と、副会長西さんと、再び附属中学に
うかがいました。先生の熱意は、ますます高まっていました。
「学年全体で共有の思い出と、附属中学でよかったと思う機会に
したいんです」。そういう気持ちがびしびし伝わりました。

チームで参加するということ(学校) ※長文です


話の流れで、授業の一環で「おどるんやとはどんな祭りか」を
プレゼンする機会をいただいてしまいました。
「中学生には、何を話せばいいのか」「どういう風に伝えたら
いいのか」「上手く話せないで・・・」とあれこれ悩んでいるときに、
和大生の実行委員が「思いをストレートに伝えたら、きっと伝わります。
いま伝わらなくても、『あのときの話はこういうことか』ってきっと
わかってくれると思います。それと自分が参加している訳や、
面白さの体験談を話すとよいと思う」とアドバイスをもらい、それに従い、
準備をしました。


映像やガイドブックを交え、2時間弱。どこまで伝わったのか、冷や汗
モノでしたが、あとから先生が「そういう皆さんの思いで祭りが出来たん
ですね!がんばります!」とコメントいただいたので、和歌山を元気に
したいからはじまった祭り、支えてくれる方がいるから出来るお祭り、
みんなでつくる未来につながるお祭り・・・そういう言葉は伝えられたんだと思います。


肝心な踊りは、彼らの中でリーダーが立候補で集まり振付を作成。
リーダー練習を重ねていました。曲は、イントロの部分で校歌をいれる
という手法に加え、同じく立候補であつまったメンバーが声入れ録音。
さらに、あおり役の生徒がセリフを必死で考え、また各クラスごとに
旗ふりもいるという、一致団結した動きがありました。元宝塚の星沙さん
も、意に感じて、踊りの楽しさを伝えたいと足を運んでくれました。


そしてお祭り当日。パレード会場でしか彼らをみれなかったのですが、
あおり役の子達は見事に全体をリードし励まし、楽しんでいました。
それにつられるかのように、160名の子どもたちが一生懸命踊って
いました。掛け声があわさったとき、フォーメーションがきまったとき、
旗がふられるたび、1曲終わるたびに、彼らはどんどん元気に
なっていたように思います。


感想文には、踊りの楽しさに加え、みんなで参加できたことの喜び、
和歌山の元気を感じた嬉しさ、他のチームや観客が挨拶や拍手を
してくれた交流の楽しさ、裏方の方々への感謝、エコ活動のよさ、
町の活性化など、多くの視点でお祭りの参加したことの嬉しさを
あらわしてくれていました。


附属中学は、参加した結集をもって、学外活動にも応用される展開を
検討されています。素晴らしく、また私たちプロジェクトメンバーにとっても、
自分たちのがんばりが、生きる、目に見える形で感じることが出来る機会になっていくでしょう。


冗談ではなく思うのです、きっと5年、10年したときに成長した彼らが
「今年おどるんです!」や「和歌山を元気にしたいからがんばりますよ」
なんて声をかけてくれる機会が必ずあるだろうことを。阿波おどりしかり、
次世代に継承されるものには、こういった心と体に届く経験があるのだと思います。


チームをつくるプロセスに、私たちが適切に関与することは、他チームとの
平等性を念頭におきつつ、光栄で責任の重い役割です。これからも、
必要とされる私たちでありたいと思います。


片や、小学校を中心に「踊りを教えに来て」というオファーは、チームを
つくりたいという相談より、数倍の頻度であります。そしてその多くは
運動会や文化祭という限定的な目的であることが多数です。出来るだけ
応えたいという気持ちはもちつつも、平日の日中に・週3回くらいなど、
厳しい条件から会話がスタートすることもままあります。大きく分けると、
私たちには『踊りの楽しさをしってほしい』という立場と、『お祭りに参加
してほしい』という2つの立場があります。しかし『踊りを教えることで、
お祭りに参加する子が増える』という方程式は、残念ながら成り立って
いないと思われます。運動会などの目的が限定的であることと、お祭り
参加への先生方と保護者の参加(理解)が担保されないため、いくら踊りを
子どもたちは楽しいと思っても、そこから先のアプローチには制約と壁が見え隠れします。


プロジェクトはその壁を越えるために、数名の先生と子どもセンターの担当
の方々と協同して、「おどるんやキッズ連」を結成し第4回から、他のチーム
参加に比べ、参加のハードルが低い特別の参加枠を用意し、希望する学校
にお祭りまでの間、講座を終了したインストラクターを派遣しています。
今年は6小学校から200名を越えるお祭りへの参加を実現しました。


学校現場にはこういう動きや、おどるんやに参加して学校経営に取り組むと
面白い!という共感はまだまだ広がっていないと思われます。附属中学の
学校としての参加の例、小学校のおどるんやキッズ連への参加の例を、
もっと私たちはひろげて、単発の踊り指導に終わらない展開を、構築していきたいと思います。


長くなりました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
そしてたくさんの示唆をくれた、附属中学の先生方、子どもたち、
保護者の方々、OBOGの方々、キッズ連の全ての方々、ありがとうございました。

(前)副実行委員長 ウチダ

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Posted by NPO紀州お祭りプロジェクト at 00:16│Comments(0)チーム部門
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